穏やかに続くと思っていた学校生活も、事件は次の日に起こった。
ガラッ
苺「おはよう。」
苺が教室のドアを開けた瞬間、信じられないものが目に入ってきた。
麻菜「ィャーッ!!!やめてぇ!」
1人の女の子が、数人の女子と男子にいじめられていた。
「こんなヤツの教科書なんか、捨てちまおうぜ!」
「キタネーんだよ!」
何人かのクラスの男子達が、麻菜の教科書をやぶってゴミ箱に捨てた。
そして、このいじめを仕切っているのが愛子だった。
愛子「はいはーい!今日からこの子が触ったものにはいっさい
   触れちゃダメだよ!!!分かった人は手をあげてー!」
みんな、次々に手をあげていく。
苺の周りにいる女子達も・・・・。
苺「ちょっ・・・ちょっとぉ!何あげてるの?!」
A子「バカねー苺、こういう時はあげとかなきゃ、
   今度はあんんたがいじめのターゲットになるよ。
   そのくらいの事も分かんないの??」
B子「キャハハッ!言えてる〜ww」

苺は複雑な気持ちになった。
友達がほしかった。
新しい学校をきっかけに、友達をたくさん作ろうと思っていた。
でも、クラスの子達は誰1人、いじめを止めようとしない。
誰1人・・・・
むしろ、愛子にいいようにされて、
いじめに自分達も参加してるって感じだ。
こんなの友達って言えるの??
私は、いじめられてる子の気持ちがよく分かるよ。
だって私もいじめられていたから・・・。
私がほしい友達ってこんな人達なの??

A子「ほらっ!苺もはやく手あげなよ!」

いらない・・・こんな友達なら私、いらないよ!!

「みんな、いい加減にしなよ!!!」
苺は立ち上がって、みんなに言った。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送