+++その日の放課後+++

愛子「有宮さん、ちょっと裏庭に来てくれる?」
愛子と、その手下と思われる女子達のグループだった。
苺「な・・・何??」
愛子「いいからちょっと来いって。」
苺は、何も言い返せなかった。
そのままいいなりになって、ついて行く自分がなさけなかった。

タブン、私が朝、愛子にはむかったからだよねぇ・・・
やっぱいじめられるのかなぁ。


+++裏庭+++

愛子「お前、なんで手ーあげなかったんだよ。
   お前以外の全員あげてたぞ。ま、もう1人例外いたけど。」
苺は、紗里のことだと思った。
苺「だって、イヤなものはイヤなんだだもん。
  どうして佐藤さん(愛子の苗字)のいいなりにならなきゃ
  いけないの?
  そんなの、自分もいじめてるのと同じじゃん!!」
苺は、キッパリと言った。
自分でも信じられなかった。
いままで、こんな風に自分の意見を言った事はなかったから。
愛子「お前、調子に乗るなよ!!」
愛子は近くに落ちていた棒を拾って、苺に向かって振り上げた。
苺「キャッ・・・!!」

その時・・・

尚斗「おいっ!何やってるんだ?!」
愛子「ヤバッ・・・尚斗・・・みんな、逃げよっ。」
愛子達はいそいで逃げていった。

尚斗「おい、大丈夫だったか??」
苺は安心した。
尚斗が来てくれたから・・・。
尚斗「相手が男だったら、ぜってーボコボコにしてたけどなー。」
苺「どうして、ココにいるって分かったの??」
尚斗「オレの友達が教えてくれたんだ。」
見ると、尚斗の友達が4人、にっこりと笑っていた。

尚斗「オレ達、みーんなお前の味方だからな!」

苺はすごくうれしかった。
尚斗には、二度も助けられちゃったな。
尚斗って、やっぱりいいヤツじゃん♪
あれっ・・・??本当に、ただのいいヤツだけなのかな??
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