「苺、苺!!」
頭の奥のほうで、誰かの声が聞こえる・・・
それはやさしい声・・・
苺「う〜・・・」
気がつくと、苺は保健室のベッドの上だった。
尚斗「おい、大丈夫かぁ?!」
苺「あれっ・・・尚斗くん・・・??」
(そうか、あのやさしい声は、尚斗くんだったんだぁ・・・・)
尚斗「お前、またいじめられてたんだってな。
鈴村がここまで運んでくれたんだぞ。」
苺「紗・・・里ちゃん・・・??
あ゛ーーーっ!!!紗里ちゃんっ!!!」
そういうと、苺は急いで保健室から出て行った。
尚斗「苺?!」
苺「紗里ちゃん、待って!!!」
苺は急いで紗里に追いついた。
苺「さっきは助けてくれて有難うっ!」
紗里「別に・・・ただ、あいつらがゆるせなかっただけだよ。」
苺はうれしかった。
紗里が、少し照れてるように見えた。
苺「紗里ちゃんはすごいよ!」
紗里「え・・・何で?」
苺「だって、誰もはむかわなかった愛子さんとかに堂々としてるし、
背が高いし美人だし・・・」
紗里「ぷっw最後のは、この事件とは関係ないでしょ?」
苺「あっ・・・そっかぁ〜ww」
アハハハッ
紗里と苺は、いつしか仲良くなっていた。
初めて出来た友達・・・
大切にしたいと思った。
苺(信頼できる人が2人もできちゃった。
でも、やっぱり1番は・・・・)