リストカット発覚から5日たった。
美紀もだいぶ落ち着いてきたので卓也は別れを告げるために美紀を呼び出した。
「話って・・・何?」
元気がなかった。美紀も話の内容を心のどこかでわかってたのだろう。
「あのさぁ・・・別れよ?俺他に好きな人できちゃった」
「うん・・・何となく気づいてた。彩夏でしょ?」
「うん。ごめん・・・」
美紀は泣き出した。
そして卓也の胸板に顔をうずめた。
「少しだけこうしてて・・・?」
美紀がそう言い、沈黙が続いた。
「今までありがとう。」
そう言って美紀は去っていった。
美紀と卓也が「部活仲間」になった日に、
彩夏が卓也の「彼女」になった。
美紀に悪い気がしたが自分の幸せに喜んだ。

その日から彩夏と美紀の関係がぎくしゃくしてきた。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送